あなたの太陽光発電設備大丈夫ですか?
発電していても一部が壊れていて、発電量が下がっているかもしれません。
太陽光発電設備を設置しても、正常に発電していなければもったいないです。
公開中
太陽光発電をもっと良くするアプリを公開中です。
スマホ、パソコンの両方に対応しています。
ユーザー登録→発電所情報の入力→発電量の入力
をして頂く事で、気象情報から想定発電量を計算します。
発電量と想定発電量をグラフで比較することで、正常に動いているか確認できます。
※現在、雪の影響や出力抑制に未対応のため、精度が低い場合があります。
沖縄県那覇市パネル10kw、陸屋根の例
毎月、発電量を確認することで、早く故障を発見できた例です。
2016年の設置以来、2020年までは、毎月の実際の発電量と想定発電量の一致率は95~105%でした。
2021年の4月に若干発電量が減っている月がありましたが、5月には戻り、10月に完全に故障しました。
故障の原因は、太陽光パネルではなくモニタ(計測器)であったため、実際に発電はしていました。しかし、モニタが故障してしまうと発電量が分からなくなるため、太陽光パネルが故障してもわからないということになります。
沖縄県の某市役所の屋上20kw、陸屋根の例
年毎の推移をみると2年目以降、毎年発電量が下がって、一致率も下がっています。
施設管理の方は、毎月の発電量をエクセルに入力してましたが、故障していないという認識でした。
月毎の数字を見ても、毎月、一致率が60%と発電量が少ないです。
金額にして、年間数十万円の機会損失になっていました。
家庭用発電所(余剰売電)サンプル画面
計測器のデータが詳細であれば、時間毎、日毎、月毎、年毎の確認ができます。
産業用発電所(全量売電)サンプル画面
売電の検針表から月毎の発電量を入力していました。
一致率が下がった時(=実発電量が想定発電量を下回った場合)に故障を疑います。
2月の発電量が少なかったため、現地の確認をしたところ、草が伸びて影になっていました。3月初めに草刈りをして、発電量が戻りました。
同様に10月の発電量が少なかったため、現地を確認したところ、ススキの花が咲き影になっていたため、11月に草刈りをして12月に元に戻りました。
長野県上田地域振興局
長期間運用されている発電所を見てみます。
インターネットで情報公開されている発電所のデータを用いて計算してみました。
設置から10年以上経過していますが、想定発電量と実発電量がほぼ一致しています。
太陽光パネルが故障していても数枚というイメージです。
2019年に発電量が減っているのは、改修工事の足場の影響があったためとのことでした。
まとめ
太陽光発電を設置していても、正常に動いていなければ、もったいないです。
このシステムを活用することにより、早く故障に気がつくことができるため、機会損失を抑えることができます。
ご活用ください。