赤外線写真

パネルの不良を簡単に確認する最も簡単な方法は赤外線写真です。

赤外線カメラ(サーモカメラ)は、以前は高額でしたが、今は3万円程度でも購入可能です。

正常な場合

すべて正常なパネルの場合は、均一な温度分布になっています。

正常なパネルの場合

パネルによっては、すべてのパネルの同じ位置が発熱しているものがあります。
これは裏側に制御用の部品がついており、それが発熱するためです。

異常な場合

黄色く発熱している部分は割れている部分

不良個所があると、エネルギーがうまく電気に変換できなくなるため、一部が発熱します。
目視では、遠くから見てわからなかったですが、赤外線カメラでは発見することができました。

近づくと、パネルがヒビ割れていました。
念のためゴム手袋をして触ってみると明らかに温度が高かったです。
他の場所よりも20度ぐらい高いため、すぐにわかります。

目視ではわからない不良も見つけられる

目視では異常が無い

見た目は、大丈夫なパネルも一部が発熱していることがあります。

見間違いの例

温度が高く見える場合でも、パネルに遠くのモノが反射して写ることもあります。

一カ所からの撮影ではわからないこともあるため、角度を変えて撮影するとわかります。

異常が疑われる場合は角度を変えて撮影する
角度を変えても同じ個所が発熱している

いくつかの方向から撮影し、同じ個所が発熱している場合は近づいて再度撮影し確認します。

その他の使い方

パワコンなどの機器の動作確認

動作しているパワコンは発熱していますが、故障して動いていない場合は発熱しません。

5台中2台が動作し3台が故障している

分電盤

使用量の多いブレーカーが発熱

太陽光ではありませんが、家庭にあるような分電盤の中でどの回路が多く使用されているかが、ブレーカーや配線の温度でわかります。

また、接触不良や配線が外れそうな箇所も発熱することがありますので、1台あると色々な確認ができるため便利です。

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