オムロンの計測ユニットの使い方(ストリング毎確認)

オムロンの計測器ユニットにはストリング(MPPT)毎に発電量を確認する機能があります。

設定→高機能→実行→システム情報表示→パワーコンディショナ→詳細
という、かなり深い所です。

ストリング毎に発電量が異なる(異常)

太陽光電池出力の直流電圧Vと直流電流Aから各ストリングの発電量がわかります。
(4番は未使用)

1番のストリングは、216.8V×4.1A=888W
2番のストリングは、211.7V×0.6A=127W
3番のストリングは、201.0V×0.6A=120W

1番は発電していますが、2番と3番は極端に発電量が少ないです。

この設備の場合は、午前中は下記の写真の様に影になります。

午前中に影の影響が出る発電所

各ストリングには各6枚のパネルが繋がっています。
1番は上の左の6枚、2番は上の真ん中の6枚、3番は上の右と手前の6枚です。
左の6枚はほとんど影がありませんが、他のパネルには影があります。

ストリング(パネルのつなぎ方)が重要と言われるのは、ストリングの中のパネル1枚でも影になると極端に発電量が下がるためです。
2番は2枚ぐらい、3番は1枚ぐらい太陽があたっているという状況ですが、発電量はほぼ同じです。

もし、影の影響がない場合やストリング毎に角度が違うなどの原因が無い場合は、何か他の理由で発電量が減少しているため、詳しい調査が必要になります。

各ストリングが同じぐらい発電している(正常)

午後になり、太陽光が全部のパネルに均等にあたっている状況です。

すべてのストリングが同じぐらい発電しているため、正常ということになります。

ちなみに、、、

オムロンの計測ユニットはWEBサーバになっていて、計測モニタはブラウザで確認しているだけです。
つまり、同じネットワークに繋げたスマホのブラウザからIPアドレスを指定すると、計測ユニットを操作できます。
設定→高機能→実行→システム情報表示→LAN状態表示
からIPアドレスを確認できます。

同じネットワークを使っているスマホのブラウザにIPアドレスを入力すると、モニタを見ることができます。

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